さて、100回目の甲子園に向けて、今日も球児たちが熱戦を繰り広げました。
一方で、今、教員の卵ちゃんたちが教師になるべく教員採用試験を受けております。
各都道府県により違いはありますが、現在は一次試験も終わり、二次の手間…といったところでしょう。
実は、私も教員をしております。
少し前になりますが、この採用試験を無事に合格することができました。
しかし、当時は講師をしており、大学生のように
毎日勉強漬け!
というわけにはいかず、勉強では絶対に勝てないということはわかっていました。
そんな講師組はどうすれば大学生に勝てるのか!?
それはシンプルに
豊富な授業経験を生かすこと
です。
では、どのようにすれば、授業経験を生かすことができるのでしょうか?
ここからは、私が模擬授業の際に意識した3つのポイントについて説明します。
- ホームラン級の授業をイメージする
- 全員「できすぎ君」
- 子供の気持ちを引き付ける型を作っておく
1.ホームラン級の授業をイメージする
皆さんは面接官だとしたらどちらの先生に好印象を持ちますか?
A 言葉が弱弱しく、おどおどしていて落ち着かない
B 自信に満ち溢れていてキラキラしている
たぶん、多くの人がBと答えるでしょう。
現場でも子供たちにも人気なのは、圧倒的にBの先生です。
つまり、人を引き付ける基本は、やはり「自分に自信を持っている!」ということです。例え「根拠のない自信」であっても、見た目に大変影響するそうです。
大切なポイントはやはり
・笑顔
・張りのある声
・元気
そして
・余裕
です。
動かざること山の如し。
余裕のある人は、カッコいい。
ここまで来たら、何を焦っても、何を後悔してもどうこうできる問題ではありません。
「今日まで授業200時間以上してきたんだー!7分(都道府県によって違います)なんて余裕じゃん!!」
そのくらいに構えましょう。どう考えても、大学生より有利です。
敵なし!くらいに思って行きましょう!
2.全員「できすぎ君」
模擬授業では、短時間で
「教育課程を学んできたこと」
「子供を思って工夫していること」
「自分の強み」
などを見せなければなりません。そんな短時間での勝負に「わからない子」や「困っている子」ばかり登場させると、授業がテンポよく進まず、結局時間内に何もアピールできないまま終わってしまいます。
そこで、私はいつも全席に「できすぎ君」を配置しました。
その名も「必殺!できすぎ学級!!」
何を聞いても、何をふっても、何をボケても教師の思った言葉のみを返してくれるという学級。しかも、授業に集中し、意欲的に手を挙げる!毎日こんな学級だったらこれはこれで怖いですが、模擬授業のときは最強のアシスタントと化します!!
心の余裕にもつながりますので、ぜひ意識してみてください。
3.子供の気持ちを引き付ける型を作っておく
さて、模擬授業で私が一番重要だと思っているのがココです。
子供たちを、いかに引き付けられるか!
まあ、これは普段の授業でも同じです。
とにかく私が意識したのは
疑問 → 予想 → あおる → 課題
という流れです。
何度も職場の先生に授業を見てもらい「予想の質」や「あおり方」、「出てきそうな疑問」などを考えました。特に講師は、普段の授業のストックが頭の中にあるはずです。「自分のクラスでは…」と考えれば、リアルな子供の反応がイメージできるでしょう。
また、本番見る先生は、たった一度きりのあなたの授業を見るわけです。
無駄に何パターンも作って練習するのではなく、どんな問題でも、極端に言えばどんな教科にでも使える「型」を作って準備していましょう。そうすれば、待ち時間も余裕をもって授業について考えることができます。
さて、ここまで3つのポイントに絞ってお話をさせていただきました。
とにかく、講師の皆さんはシンプルに自分の「強み」を生かして頑張ってください。
きっと、明るい未来が待っていますよ!!
ど派手な授業はいりません。
子供が楽しめる、成長できる、わかりやすい授業を
シンプルに。
・シンプル思考で短時間で成果を出しましょう
・授業のコツを掴んでラストスパート!