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中堅教師必読書『教師教育学』。読まなくてもわかるように、わかりやすくまとめてみた!!

どうも。

最近、外でできることがないので読書にあけくれているけすうよです。

 

そして、久しぶりにヒット本と出会いました。

それがこちら

教師教育学:理論と実践をつなぐリアリスティック・アプローチ

教師教育学:理論と実践をつなぐリアリスティック・アプローチ

 

専門書を最後まで読み切ったのは初めてです。

二日間、熱中して読みました!!

 

さてこの『教師教育学』。

名前の通り「教師を育てる教師」の教育学が書かれているのですが、どちらかというと、大学の教授に向けた書であると思います。

 

内容を簡潔に説明すると

「ふりかえり」を行うことが教師の成長に欠かせない!!

と言うことが書かれています。

 

今回紹介した『教師教育学』は、大変勉強になるのでみなさんに読んでいただきたいのですが、時間のない人は「この洋書的言い回しが腹立たしい!!サクサク読めん!!」となりそうなので、私がなぜふりかえりが必要かを、読者の皆様が理解できるように簡潔に示してみようかと思います!!

 

 

 1.なぜふりかえりが必要なのか??

まず、本書の核となっている「教師のふりかえり」が、なぜ成長に不可欠なのかを説明します。特に事例を出した方が理解しやすいかと思いますので、今回は布里(ふり)カエリ先生とけすうよ先生の事例を中心にお届けしようと思います。

1.教師の行動の特徴と問題点

ある日の授業中。Aさんが「1+1=3」と書きました。

すると、けすうよ先生は間髪入れずにこう言いました

「いやいや、答えは2だぜ。やり方はね…」

 

同じ場面で、布里カエリ先生は間髪入れずに

「どうしてそうなったのか、教えてくれる??」

と、言い子どもたちに考える時間を与えました。

 

まず、教師は授業中に子どもの間違いや、発言、行動などに反応せねばなりません。

そして、その瞬時の反応を、ほとんど決められたルーティンの中で行っているそうです。(これは驚きだ!!)

 

詳しく言うと、いくら論理的な思考を学んでも、瞬時の対応、行動にはルーティンが大きく影響するとのこと。

 

つまり、僕たちは子どもたちの学びを意識して、一つ一つの対応している

 

・も・り

 

であるだけで

ほぼルーティン無意識下)で子どもたちの行動に反応しちゃってるってわけです。

 

要するに、コルトハーヘンは

教師のみんなは自分の反応をふりかえってみないと、結構やばいことしちゃってるかもよ??

ということを叫んでいるのです。

 

「これは急いで行動を変えねば!!」

 

読者の皆様はそう思う方がほとんどかと思います。

今までの僕もそうでしたが、実は「行動を変えれば済む」と考えることが、教師の成長、いや人間の成長を止めるバイアス(偏った考え)なのです。

 

実は、自分のとっている行動は、そんなに単純なことではないのです。

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例えば、子どもの書いた発言を瞬時にメモる板書。こちらも考えるよりも、明らかに反応です。時の大きさ、色、順番。ルーティンですね。
2.自分を形成しているものに気付くこと

専門用語をあえて避け、誤解を恐れず表現するなら

瞬時の反応。

授業中や、対話中の主な行動(反応)などなどは

 

これまでの経験

 

をベースに形成されているそうです。

 

例えば、けすうよ先生の反応は

・学生時代の塾の先生は、すぐに答えを教え、後から解説し納得させてくれる人だった

という経験から生まれたものだとします。

 

すると「時間を優先し解を教える」という行動をとることが教師として当然!!と固定化されてしまい、上記のような行動がルーティンと化していきます

 

一方で布里先生ルーティン反応は

ガールスカウトで自分たちで解を見つけることの良さを経験した

ことから生まれたものだとします。

 

彼女は「間違えを広げ、子どもたちの気づきを促そう」と、子どもたちの学びをより援助できる形の反応をしているわです。

 

以上のように、過去の経験などで形成されてきた人格をもとに、ルーティンは完成され、個々人のルーティンにより反応に差が出るのだということです。

(ちなみに、かつての担任、家族や友人など、環境的要因は大きいらしい)

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自分を教えてくれた教師はもちろん。様々な経験から、自分の行動が作られている。瞬時の判断や、考えには論理的思考は、ほぼなされていない。

つまり、一つの行動を変えたところで、別の次元になれば、結局元に戻ったり、全然別の場面では同じことをしてしまいます。だから、自分のルーティンを自然形成させてしまったおおもとの原因である「人格」を変えなければ意味はないのです。

 

ちなみに、人格と言う言葉はかなりそしゃくしており、専門的に言うと「ゲシュタルト」と言います。自分を形づける、陰の支配者みたいなやつです。

 

要するに

ゲシュタルト」に変わってもらわなければ自分の成長は永久にありません!!

 

厳密には、ゲシュタルト(陰の支配者)を変えるというより

 

ぬりかえる

 

とか

 

新しいゲシュタルト(陰の支配者)の配下にしてしまう

 

のだそうです。

 

「それ、どないしたらええねん!!!!????」

 

と叫ばれたそこのあなた!!

 

朗報です。

 

3.ここで効果を発揮するふりかえり!!

 

コルトハーヘンはここで

ふりかえり(省察

を提案しました。

 

ふりかえりの書き方は

  1. そもそも、なぜ行動したのか、子どものニーズはなんだったかを確認する。
  2. 実際に行動したことを確認する。子どもの行動も同じように確認する。
  3. 実際に考えたことを確認する。子どもの考えも同じように確認する。
  4. 実際に感じたことを確認する。子どもの感じたことも同じように確認する。

 このような観点です。

 

ここで「1+1って教えたら、子どもたちは不満そうな顔だった。おいらはいいことをしたつもりだったのに。」という気づきが得られるかもしれませんね。こうした自分の行動と、現実とのギャップに目を向けていくと、自分の反応に気が付くことができるわけです。

 

気づき、違和感は何より大切です。これがないとはじまりません。

 

気づき、違和感を感じたならば、それがゲシュタルト(陰の支配者)に近づく鍵であり、なんども違和感を重ねることでしかゲシュタルトとの対面はありえません!!

 

ふつうは自分の普段の行動に違和感なんて、もちませんからね。 

 
4.言葉に変換する

 

次に、ふりかえりで得た「気づき」をもとに、より良い行動はなにかを言語化します。

ここで大切なのは具体的に言語化するということです。

ちょっとした用語辞典に書いてありそうな言葉に変えるイメージです。

 

「(僕は子どもたちに答えをすぐに教えてしまったけど)子どもの気づきを促し、自身の行動をふりかえり、なぜ間違えたかを考えさせる方が彼らのためになる。なぜならば、ロジャーズが「教育の目的は変化と学びの促進」と言うように(長くなるから適当w)、今後も生きていくうえで、様々な問題にぶつかり、同じように自身の行動を見直し、学び、自信を変化させる必要があるからだ。」

 

変換の際大事なのは

理論とセットで語れるようにしていく

ということです。

 

理論とセットにすれば、自身の経験則から離れ、子どもの成長にアプローチできる、本当に大事な行動をとれるようになっていくわけです。

 

これで体内にひそむ悪しきゲシュタルトをやっつけることができました。

彼は改心し、新たな正義の支配者として生まれ変わるのです。

 

これが

本当の意味での教師の成長

です。

 

しかし、毎日の行動をきちんとチェックしていかないと、本当に自分の行動を客観的に見ることができないので、日々の行動記録が重要になります。

 

そして、毎日理論に落とし込むのは難しいです。

様々な経験(ふりかえり)のストックがたまったところで

「あ!!これは!!例によって自分の悪いゲシュ様だ!!!やっちまえ!!!!」

 

と、気付いたときに勝負できればいいのです。

 

 

5.行動におとしこむ

しかし、いくら言語化しても、行動しないと意味はありません。

この後、どんどん行動をしていけるようになれば、ルーティンは変わります。

新しいゲシュ様(陰の支配者)は成長し続けるので、やはりふりかえりを重ねて改善を続けなければなりません。

 

数読で、ひとつのマスが埋まれば次のマスがわかりやすくなるように、一つの改善は他のルーティンにひそむクセ、つまりゲシュ様(陰の支配者)を見つけやすくします。

 

このようなサイクルを回していくために、ふりかえりが重要なのですね。

 

ちょっと、簡潔すぎたかな??

2.ALACTモデル

そして、この一連の流れを教師の成長に生かそうぜってことで、モデルに表したもの。

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教師人生でこのサイクルを回し続けるんだ!!

http://learn-well.com/blogsekine/2014/11/post_426.htmlより。

 

そして、大事なのはふりかえりをすることだけではなく、同時進行で理論を学ぶ必要があるということです。大学時代に学んだアレですね。ヴィゴツキーとか、エビングハウスとか、なんとかかんとか…

 

全く意味なかった!!!!!!!!!!!

 

と、思っていたあいつらが、ここにきて必要になるのです!!!!!!!!!

 

ヴィゴツキー入門 (寺子屋新書)

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渋いぜ!!!!

 

 

3.ふりかえり(まとめ)

さて、読書を通して、さらにそこで学んだことをこうして言語化した。

わたしもここで気付いたのだが、これまでのふりかえりは基本的に「自分」を軸で考えていたように思う。

 

「なぜあんなことを言ったのだろう…」

「なぜあんな行動をとったのだろう…」

 

しかし、これだけでは自分の課題が見えにくい。そして、出してきた結論は、理論ではなく自分の中の知識をつなげるだけのことで、本当の意味での成長はしていたのだろうか…はてさて。今後の自分の行動を変えなければならない。

 

それに、理論の必要性を改めて感じた。

 

感性だけでやってたなあ。

 

まずは、コルトハーヘンの示したモデルに倣ってふりかえりを行おうと思う。

まあ、自分なりの頻度でね。無理をしたら続かないから。

 

この記事が、どこかで誰かの役に立てるなら幸いです。

 

それでは、また。